狼と兎のゲーム
我孫子武丸さん
初めましての作者さん。
「かまいたちの夜」のゲーム脚本を手がけたりしている方らしい。
智樹のクラスメイトの心澄望は、警察官の父親から暴力を振るわれて傷が絶えない。夏休みのある日、勤務中の父親のパソコンを壊してしまったと怯える心澄望と智樹がこっそりと家に戻ると、弟の甲斐亜の死体を始末している父親の姿が。慌てて家を飛び出した二人は、迫り来る怪物から逃げ切ることができるか?
(講談社BOOK倶楽部 内容紹介より抜粋)
きらきらネーム兄弟とスネ夫のようなのび太のような不運極まりない主人公。
かなり序盤に弟死んでしまったー
割に随分兄ちゃん淡白というか自分勝手というか・・
主人公てばジャイアンのこと嫌がりながらも蟻地獄のように巻き込まれていって、
もっとはっきり断って!
いや、大人に助け求めてよ!!
大久保の韓国人がこの本のなかで一番いい大人。
究極のサディストな父親は現代ではありえない父親像ということもないのかな。
こどもが恐怖と不幸になっていくストーリーはあんまり好きな流れではないけど、
結末にまさかのどんでん返しがあってやられた感が半端なかった。
途中の絶望感はどしっとくるけど、面白かったぁ
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